Words & Music by 木島タロー (DUC)
Percussion: 佐藤由
Recording: 富正和（M-Aqua）, 木島タロー
Mixing: 彩糸乃七
僕らは、テレビやネットで個性を見るのは大好きだ。
それなのに、自分の家や学校の中にある小さな個性の芽は潰してしまうという矛盾を抱えている。
個性というのはいきなり完成したりはしない。
みんな小さい頃に、ちょっと人とは違うものに興味をもったり、人とは違う声を出したり、人とは違う服を身につけたがったり、そういう小さな芽からスタートする。
でも、 「女の子なんだから、もっとこうしなさい」 「長男なんだから、こうありなさい」 「そんなこと他の子は誰もしてないでしょう？」 そういう大人たちの言葉で、小さな個性の芽の一つ一つが、「多分自分が間違っているのだろう」と思い込んで、しおれてしまう。そうして大人になったある日初めて、個性がないことを咎められる。
テレビでみかける個性を爆発させて成功してゆく人々を、何か自分とは違う人種なんだと思って見つめるしかない。
例えば発達障害といわれる子供たちのように鮮烈な個性を備えた存在たちであれば、その個性が抑圧されることが本人や周りの人にとって致命的な事態になることも少なくない。
I need you to be you / 君に君でいて欲しいんだ。
楽しく、明るく、最高にハッピーなパワーを込めて歌おう。
自分が何者かわからないまま生きる魂の悲しみのすべてを背負って。
自分の心の中にまだ残った小さな芽を、もう自分で摘んでしまわないように。
動画： 制作スタジオスパゲティ お問い合わせ shunsukesato.bill@gmail.com
