
自由の森学園コンサート&ワークショップ
2018.6.13
絵美、宇田めぐ、トミー、まお、& 木島タローで、木島の母校、自由の森学園にてコンサート/ワークショップを行ってきました。
自由の森に由来する「昔話」演奏することができたこと、幸せでした。
(撮影時に、参加者全員に公開許可をもらっています)
2018.6.13
絵美、宇田めぐ、トミー、まお、& 木島タローで、木島の母校、自由の森学園にてコンサート/ワークショップを行ってきました。
自由の森に由来する「昔話」演奏することができたこと、幸せでした。
(撮影時に、参加者全員に公開許可をもらっています)
2018.3.28
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2018.1.23
僕らにとって大切な大切な先生の一人である Lady Walquer が他界しました。
彼女から学んだことの一つ一つが大切なことで、本日は、それをシェアします。
2018.1.10
2012年に共演し、DUCに本当に価値のある言葉やレッスンを残してくれたレディーウォーカーの訃報が入ってきました。享年76。
バナナ・ボートのヒットで知られるハリー・ベラフォンテのコーラスでツアーを回ったという、往年のシンガー。
一言一言に重みと真理がありました。また会えば、きっとさらに大きなものをもらえたに違いありません。
必ず再演を、必ず再会を、と考えていた僕らの足が遅すぎたのかもしれません。
冥福を。
2017.12.24
カトリックの典礼曲ですが、Carl Stein という作曲家の、あまりメジャーではないバージョン。美しき和声と対位法です。古典の学びとして歌わせてもらいました。
2017.8.11
ローブは僕らの答えではない。
「命のコーラス」にふさわしいビジュアルテーマがあるはずだ。
10年目にして初めてユニフォームを外注するにあたりDUCは、あしらう素材に「ケンテ」を選んだ。
ケンテとは元々、西アフリカ、ガーナ周辺に伝統を持つ、アサンテ族及びエウェ族という人々の織る布(米 Wikipedia)で、アフリカの織物文化の中でも最も知られたものの一つ。本来は、王族や地位のある人々が身につけた。様々な模様や色があって、本来はマスやライン内の一つ一つの模様が意味を持つという。
アフリカの本来のケンテは織物であり高価だが、ここで言うケンテ、つまり、アメリカの黒人たちが身につけるケンテは、ケンテ模様をプリントしたプリント布になる。
以下に、僕らが頼りにする「ミセス・ゴスペルデータバンク」が、Power Chorus のために書いてくれたケンテについてのノートがある。
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アメリカの黒人がケンテを模した模様の布を身につけるのは、自分たちがどこから来たのかを思い起こすためであり、誇りと結束の表現でもある。色合いの豊かさは、私たちが色とりどりの人種であることを表し、喜びと微笑みと希望に溢れた人種であることを表す。私たちは音楽的であり、リズミカルであり、ソウルに溢れている。神を信じ、そのインスピレーションを人と分かち合う。
ケンテ模様は、私たちを過去とつなぎ、未来への希望を、いつも思い起こさせてくれる。
-エリカ・ブライアント
DUCではローブを尊ばない。日本人のクワイアーはアメリカ人のゴスペルクワイアーを模したローブを身につけたがるが、キリスト教活動でないなら「できるだけクリスチャンのふりをする」というようなアートの作り方は、宗教的、文化的な不敬になりかねないと考えるためだ。
セントラルパークでアメリカ人が袈裟を着て般若心経を読んでる姿を見かけて声をかけたら「仏教徒になる気はないけどカッコイイから」と言われたところを想像すれば、その違和感がわかるのではないか。
日本人はゴスペルミュージックについて、キリスト教の「賛美音楽」である事実以上に、「黒人音楽」であることに惹かれている。その感覚が宗教的な感覚と混乱を起こさなくて済むよう、Power Chorus という言葉があるわけが、では、その黒人音楽コーラスであることを尊ぶ僕らにふさわしいユニフォームはなんだろうかと考える。そこで選んだのがこのケンテだ。
アメリカでは、黒人と、黒人文化を尊重する人々が、その敬意を表すような機会に身につけることが多い。代表的には、黒人歴史月間と呼ばれる2月や、マーチン・ルーサー・キング・ジュニア・デイなどだ。
(写真:Yahoo.com で Kente Dress の画像検索結果のスクリーンショット)
ネット上でもってぃがアフリカの素材に精通した業者「ファティマート」を見つけてきた。それが奇遇にも、かつてDUCと共演したことのあるアフリカンダンサーだった。
全身ケンテで覆うことで「黒人ぶった」テイにはなりたくない。ある程度スマートな謙虚さを持って身につけたい、と、ミーティングで意見を交わした。
生きるために歌う、その文化を育てた奴隷たちと、被差別民族の系譜。彼らのコーラスのパワーを継ごうとする Power Chorus にふさわしいビジュアル素材。
こうして、DUC初めての発注ユニフォームが、ケンテユニフォームとなった。
2017.5.30
Director・タローです。
6月7日、8日は、上田市の4つの高校の合同芸術鑑賞会。
市内中の数千人の高校生たちに、芸術教育として選ばれて行きます。
我らがパーカッションの佐藤由も、レジェンド、オルケスタ・デ・ラ・ルスのメンバーとして時折やっている仕事ですが、本当に誇りの持てる、そして責任のある仕事です。
僕らにとって最も嬉しいことは、先方の要請により、大部分、オリジナル曲を演奏させていただくことです。
僕らのようなクワイアーは通常、こういう機会にはゴスペルをやってくれと言われるものです。
もちろん、ゴスペルナンバーもありますし、その歴史や性質についても、他のどんな団体よりも正確にお話させていただきます。
しかし、このような大規模な企画でオリジナルをやってくれと言われることが、僕らにとってどれほど素晴らしい出来事なのか、説明しきれません。
日本のゴスペル市場は、宗教と離れてゴスペルを名乗ろうとするがゆえに、オリジナルが評価されることがありません。
聖書内容と関係ないオリジナル曲をゴスペルと呼べば、クリスチャンたちとしては当然是正をお願いしなくてはいけませんし、聖書内容に基づいたオリジナルならば、それをクリスチャンでない人々が100人集まって高らかに歌っても、実際に信仰を持ったクリスチャンたちが歌うアートの市場に出せるような代物になるはずもありません。
「ゴスペルグループではありません」と訴え続けることは、DUCにとってイバラの道でしたが、それでもそれがたった一つの道でした。
ゴスペルグループだと言って仕事を取ったりお客様を集めたりする、そういう他の道は、楽だったかもしれませんが、今日この日へは続いていなかったのです。
ゴスペル「も」歌います。それ以外も歌います。僕らの音楽ジャンルはパワーコーラスと言います。黒人奴隷たちの時代から培われた、人が生き抜くために歌うという力を継ぎ、いつか、全ての宗教の人や宗教を持たない人たちとも共に歌えることを夢見るコーラス音楽です。
上田市の高校生のみなさんにお届けしてきます。