Deep River #605


歌詞に登場する「ヨルダン川」を、死後の世界への境界を表すとする解説が日本で見られるが、正確ではないか、完全な説明ではない。
脱走奴隷たちにとっては、ミシシッピー川もしくはオハイオ川を表していたとされる。
その意味については後日更新。

この曲は冒頭イーブンのビート、つまりシャッフルしないメロディーで始まりながら、ヴァースの後半、”I want to cross over into camp ground” のフレーズが、黒人シンガーたちの演奏では、シャッフルで歌われることが多いようで、それが楽曲を特徴付けているようにも感じる。しかし、AAHHの譜面では8分音符で書かれているため、今回は音符に従いつつ、言葉の言い方を少しシャッフルに寄せた。楽譜への忠実性と伝統性の妥協点をとってみた。

“That promised land” のフレーズは、テナーの動きだけが他のパートと少し違い、promised のmised をいつ言うのかの指定が、なんと楽譜からはわからない。しかし、譜面に従うと、消去法でそこ以外に選択肢がない、と言う場所にmisedを入れてある。


ドリーマーズ・ユニオン・クワイアー

Copyright 2019 Dreamers Union Choir. All Rights Reserved.