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クワイアーの最強配置を探して:挑戦の円形 [10.24 Sing To Survive]

2015.10.27

「人々が歌い始めた頃、リスナーとシンガーという区別はなかったはずだ。」
西洋音楽や黒人音楽、ゴスペルの歴史を学ぶにつれて導き出るその結論が、今回の「円形配置」の着想でした。

今から300年前の黒人奴隷達を見た旅行者の日記にも、今から600年前のアフリカへの探検家の日記にも、黒人たちが輪になって歌って踊った姿が記されています。(参考文献:「The Music Of Black Americans」Eileen Southern)

 

日本でも、おそらく世界中のどこでも、リスナーとシンガーの境がない「生活の音楽」にあって人が輪になり歌い踊ったのは、自然な結果であったはずです。

 

そして、ステージ上に横一列にシンガー並び、お客様とは区切られた空間でアートを行うという形の方が、歴史上はずっと後発であったはずなのです。(参考文献:「聴衆の誕生」中公文庫)

 

コーラスにおいて、歌い手同士が支えあい、もっともシンガーの声と心を強くする配置が円形であるという結論は、僕、木島の経験上、確固としたものです。
しかし問題はこれを、ホールという場所でお客様とどのように共有するか、ということでした。

音にも、視覚にも、大きな課題がありました。
マイクを使用し、バンドが入る音楽で、いったいこの円形配置をどう見せ、どう聞かせるのか。

音響、照明、映像、ともに困難がともなうこの形を、僕のわがままをエンジニア達に聞いてもらう形でおしすすめてゆきました。

 

現地でのリハーサルは必須でした。
そこに音響セットを組み上げ、音響、富正和氏の工夫が続きました。スピーカーの角度を変え、客席に座って音を確認してはまた角度を変え、スピーカーを変えました。「モニターとメインは共有」、この大それた発想が結論でした。

 

シンガー達は歌っては場所を変え、円の直径を変え、歌いづらいスポットや角度を割り出し、配置を定めて行きました。

 

カメラマン、ヨシカワアキ氏も駆けつけ、幾らかの写真や動画をとった上で、見やすい形へステージが調整されました。

 

お客様の視界には必ず誰かの後ろ姿が入ることになり、そのようなことは通常ステージではタブーです。個々のシンガー達のファンが来てくださる中で、少しでも解決するために、メンバーは定期的に位置を変える形をとりました。

 

音や視界について、必ず犠牲にしなければならない要素は出る。それでも、シンガーの力を最大限に引き出すこの形に挑みたい。それが、今回の円形配置の大実験でした。

 

あらためて、チケットの購入という形で経済的にサポートをしてくださり、この場所に立ち会ってくださったお客様に、こころから感謝を捧げます。
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写真撮影:ヨシカワアキ

 

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さらなる詳細の発表を予定していますので、お待ちください。

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