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基地のフェンスの外の夢/クワイアーというアート

2016.9.14

DUCは、二つの思いを結びつける場所としてスタートした。
一つは、クワイアーというアートを完成させる場所として。
一つは、シンガーが、自分がシンガーであることに誇りを持てる場所として。

歌を歌って生きてゆきたいと強く夢見る多くのバンドシンガーやシンガーソングライターたちは日々「お前、いつまで音楽なんかやっているんだ?」という社会の目と向かい合っている。

「私が歌うたいでいることなんか、ほとんどの人たちは望んでいない。それより現実的な社会経済の一部となるべきなんじゃないのかと、社会は問いかけてくる。」

その思いは彼らをじわじわと追い詰め、だいたい27歳くらいをさかいに、多くのシンガーたちは歌うたいとしての自分をやめて、別の道を歩んでゆく。「辞めるわけ じゃないんだ。歌は続けるよ…」それがいつも、彼らの最後のセリフとなる。彼らの部屋には、何年も蓋を開けないギターのケースが眠っている。

これは、シンガーがみんなプロになるべきだという話ではない。でも、誰も彼らに「君は歌を歌っていていいんだ。それが大好きなことなら、それをガムシャラにやる自分でいていいんだ。」と言ってやらないことこそが問題なのだ、と、木島は考えていた。
シンガーたちが、日々をシンガーとしての自分に誇りを持って生きられる場所が必要だ。そうでなければ、花咲くはずの彼らの中の情熱が死んでしまうし、情熱なしに作られた経済は弱い。
これが、かつてシンガーソングライターとしては人から必要とされることのなかった木島の思いだった。

一方で、木島の中には、中学生の時から抱えてきた、黒人霊歌への情熱があった。もっとも不運な奴隷たちが苦しみの中で生み出した音楽がこれほど力強いコーラスになる。その衝撃が、十代の木島に音楽の道を選ばせた強い衝動の一つともなった。音楽大学卒業後、自分が一番やりたい音楽に近いものがゴスペルのサウンドの中にあることに気づき、米軍基地内のいわゆる黒人教会に合流した。しかし、その教会で毎週涙と叫びを呼び起こす日曜礼拝の歌声に比べれば、フェンスの外の日本にはあまりに情けないゴスペルのレプリカしか存在しておらず、それを日本人がゴスペルと呼んでいることには辟易していた。

「心から伝えたいことを高らかに叫ぶ集団」の言葉と和音だけ真似して「伝えたいわけでもないことを高らかに叫ぶ集団」を作っても、そこにまっとうな音楽家が属せるわけがない。音楽家が属せない音楽ではスキルが成長する訳がないので未来はない。それが木島の思いだった。

黒人霊歌やゴスペルのコーラスがもつ「命のパワー」への情熱は、基地のフェンスの中で黒人の友人たちとだけ分かち合う。
一方、フェンスの外の日本ではゴスペルのゴの字が現れることもないロックバンドをやる。
そういう、音楽の「二重生活」を、木島は何年も生きていた。

その自分のバンドも崩壊し、少しずつ人から求められてゴスペルのサウンドを基地の外でもシェアし始め、そうしてしばらくたった頃に、チャリティーコンサートをきっかけとして、DUCというチームが形成された。
 若きシンガーたちは、「歌うたいであることにこの人生をかける価値がある」と感じられる場所、「君は歌うたいであっていいんだ」と言ってもらえる場所を渇望していた。
その彼らを見て、ある思いが大きくなった。
生きることの意味、自分が自分であることの意味を歌う事の中に探し続けるこのシンガーたちとなら、まだ日本が見たことがない「命のパワー」を持ったクワイアーというアートが作れるんじゃないか、フェンスの外でもあのパワーがやれるんじゃないか。
その思いがDUCという夢の始まりだった。

DUCの夢は、ゴスペルという宗教音楽の「レプリカ」ではない。ゴスペルの持つ「パワー」だ。かつての奴隷たちの命をつないだように、コーラスとその言葉とが人の心を生かすことを証明し、そのことで、自分が歌うたいであることが世界にとって重要なことなのだと感じることができる音楽だ。
そうして追い求めた音楽が、9年を経て、形になろうとしている。

個々のメンバーが歌うたいや指導者として成長し、この音楽を選ばなかったメンバーは離れ、選び続けたメンバーが残り、スタイルが確立することでより強烈なメンバーたちが加入してきた。

このつわものたちをまとめるメソッドが生まれ、ファンの方々が生まれ、このコンセプトにふさわしい多くの曲が生まれた。
DUCのサウンドは、このチームだけが目指すことの出来た音、バージョン[3.0]へ。
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1st Session: 3.0 の解説
「DUC 3.0 Rec & レクチャー」

私たちが、私たちの行っているサウンド作りを「メソッド化」するのは、「講師個人の能力に頼って良いサウンドが出来る」のでは、未来への広がりがないからです。ゴスペルが培った「命のコーラス」の魅力は、いっときの個人の輝きではなく、すべての人が享受できるものでなくては意味がありません。
魂の叫びを作り出し、それを統合する。私たちの音作りのメソッドを少しずつ公開します。
Dreamers Union Choir がバンドとともにレコーディングを行う様子を、ディレクター木島タロー、ボイストレーナーヤタローこと岩崎ひろき(ゴスペルボイスラボ)の解説つきで公開します。

14:00 開場
14:30 開始
前売Ticket 2500円(一般のみ)
全席自由
※ご年齢によるチケットの区分はありません。
※ご入場は静かに受講/観覧いただくことが可能なご年齢の方に限らせていただきます。


2nd Session: ライブ
「Choir Freak Live」
ゴスペルは好きだけど、今以上に踏み込むことに迷ったことがあるなら、日本人にはあれは無理だろうと思ったことがあるなら、
クリスチャンの集団じゃないなら意味がないと思ったことがあるなら、ゴスペルのパワーに魅せられたことがあり、最高の音を求めた事がある、あなたが「クワイアーフリーク」なら、どうか、訪れてください。私たちの「答え」と呼べるものを持って、お待ちしています。
旧曲から、このライブで発表の新曲まで、3.0メソッドで仕上げたDUCの楽曲群をお届け。

17:45 開場
18:30 開演

前売 Ticket
一般3500円
高・大学生 3000円
小・中学生 2000円
全席自由

1st & 2nd 通しチケット 4500円


「Choir Freak」チケットご予約:

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