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12.29 星のステージ

2018.11.11

この音楽にしかない興奮を、存分に。

星のステージ・コラム1 by 木島タロー

僕の出身の中学高校(6年制)の合唱は、変わった評価を得ている。生徒達のがむしゃらな叫びが束になった音は、合唱コンクールで決して勝てるようなものではないが、ある父母は、その一声で学校の本質を見ると言い、それで子供の入学を決めるような人々さえいる。

学校30年の歴史を経て、曲目はだんだんと限定されてきている。新しい曲も授業に投じるが、歌ってゆく中で生徒たちがどれほどその曲を叫べるかで、ある曲は生き残り、人気のない曲は淘汰されてゆく。結果的に自分たちで選んだ言葉を、数百人の「日々をそれぞれに生きる生徒たち」が叫び上げる。コーラスに命の力を与えるのに、それ以上のパワーがあるだろうか。

歌うその瞬間、ヤンキーもオタクも、個性は隠した受験生も、ダンサーも演劇部の俳優も、悪人も善人も、僕らは紛れもなく一つだった。

 

その場所を卒業し、音楽大学を卒業した僕が出会った「あの日の記憶に一番近い音楽」がゴスペルだった。僕は米軍基地内の教会に週5で通い、夢中でその音楽と彼らの言語を学んだ。友人や師である黒人たちは喜びに溢れ、笑い、泣きながらその音楽を歌った。彼らの全てにとって、それは「信じる言葉を歌う/伝える」行為だから力があったのであり、僕もそこに「あの日の記憶」をみた。この音楽の発展も、パワーの本質もそこにある。

 

僕はそのパワーに今も憧れ続ける。シンガーたちが集団になって歌うべき言葉を選ぶことにこそ、この音楽の発展への鍵がある。そこに、日本におけるクワイアーミュージックの未来がある。そうでないなら、アートにはならない。趣味にとどまり続けるゴスペルは衰退するだろう。

キリストへの信仰なく発声や発音や体の動きを学んでも、その結果「ゴスペルの高度なレプリカ」を作ることに、音楽家が生涯をかけられるわけがない。(ただし、DUCがゴスペルについて学びを深めていることは注記)それに、シンガーたちが歌いたい言葉がキリストの福音(ゴスペル)でないなら、それをゴスペルとごまかして呼び続けることもまた、この音楽を衰退させるだろう。

 

「上質な演奏でカバー曲をやれば人が集まる」。それは音楽で生きて行きたいアーティストたちにとって、いつも歯がゆい事実だ。でも、アメリカのゴスペルのパワーに匹敵したいならば、「自分の言葉で語るアーティスト」だけが、初めてそれを作り出せる。

魂をかけた地声コーラスには、全ての人を魅了するパワーがある。ゴスペルを理解し、しかしゴスペルという言葉の束縛を受けずにオリジナルを追求するアーティスト達が生まれれば、その音楽がこの国にも花開く未来が必ずある。

 

DUCはその夢を叶えるか、それともすでに叶えているのか、それはまだ、僕ら自ら言うことはできない。人々がこの話題を話してくれるようになる日に向かって一歩ずつ進むのみだ。

 

優れたバンドとして、興奮のライブミュージックとして、そしてオリジナルアーティストとして歩み、その道を譲らない、DUCだからこそ作れる音楽と未来があると信じる。

 

12.29 3rd Stage「星のステージ」は、弾けるサウンドでエネルギッシュに駆け抜ける、DUCの真価。

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ジョン・レノン・ソングライティング・コンテスト(オノ・ヨーコ設立/ニューヨーク州)受賞楽曲。

¥2,500 (DUC The Shop)

 


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